ヨーロッパにおけるアサーティブネスの第一人者

アン・ディクソン氏による
講演&ワークショップのご報告
 



2006年1月、アサーティブジャパンは、ヨーロッパにおけるアサーティブネスの第一人者であるアン・ディクソン氏を日本に招聘しました。約2週間にわたるアン氏による来日講演・ワークショップは、すべて無事終えることができました。各地の講演やワークショップに参加していただいた皆様、関心を持ってお問い合わせいただいた皆様、また、さまざまな形でご協力いただいた皆様に、心から感謝いたします。

今回の来日講演は、アサーティブネスにかかわるさまざまなテーマを設定して開催いたしました。またアン氏の最新刊である『それでも話し始めよう』(監訳:アサーティブジャパン 発行:クレイン)にも紹介されている、社会の中での様々な「上下関係・タテ関係」の中でいかに対等性を実現しえるのかという深遠なテーマも、講座の中では常に取り上げられました。

各講演・ワークショップの様子を、以下簡単にご報告いたします。
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  アン・ディクソン氏による講演会(東京・横浜・大阪)
  初心者対象1日ワークショップ (京都)
  「アサーティブネスと社会変革」トレーナー・研修生向け上級編(渋谷)
  「身近な人との本当の対等性とは」アサーティブトレーニング中級編(横浜)
  「職場におけるアサーティブネス」アサーティブトレーニング上級編(渋谷)
  アサーティブトレーニング基礎編しっかり2日間コース(渋谷)


■アン・ディクソン氏プロフィール
アン・ディクソン氏は、1980年代初めに、イギリス国内で65万部を超えるベストセラーとなった『A Woman in Your Own Right』(邦題『第四の生き方』(つげ書房新社)の著者であり、ヨーロッパにおけるアサーティブネスの第一人者です。フリーランスの心理学者、女性の自己開発、アサーティブトレーニングに関する、世界で最も権威あるトレーナーの一人でもあります。これまで25年以上にわたり、世界各地で講演会やトレーニングを実施してきました。最初の来日は1992年、今回は2度目の来日となります。





  アン・ディクソン氏による講演会(東京・横浜・大阪)

1月27日(金)「カウンセラーズフォーラム・女性のキャリア開発とアサーティブネス」(主催:女性労働協会 (財)女性と仕事の未来館)

第一部はアン氏による基調講演。「職場における力関係とアサーティブネス」というテーマに焦点をしぼって、イギリスでの現状や職場における女性をめぐる世界的な状況について豊富な事例を交えながらのお話をうかがうことができました。第二部は「女性のキャリア開発とアサーティブネス」というタイトルのパネルディスカッションに、アン氏と共にアサーティブジャパン代表の森田もパネリストとして参加しました。当日は、定員をはるかに上回る300名超の方々が参加され、皆さんの関心の高さを感じました。

1月28日(土)「アン・ディクソン氏に学ぶアサーティブネスの理論と実践」(会場:男女共同参画センター横浜 共催:男女共同参画センター横浜)
参加者:94名

1月29日(日)「アン・ディクソン氏によるアサーティブネス講演 対立を超え対等な地平へ」(会場:大阪府女性総合センター 主催:アサーティブジャパン)
参加者:97名


横浜講演・大阪講演はともに、定員をはるかに上回るご応募をいただきました。どちらの講演も、まずはアサーティブトレーニングの歴史から話は始まりました。
時代の移り変わりと共に変遷してきたアサーティブトレーニング。当初の女性解放運動とのつながり、そしてアサーティブネスの知名度が上がるにつれて男性にも受け入れられるようになり、組織の人材養成研修でも用いられるようになったこと。しかしその広がりが、かえってアサーティブネスが大切にしていた原則を弱めてしまうという皮肉な結果となっていること。これまでのなかなか触れる機会のなかったアサーティブネス発展の歴史を、アン氏自らの体験もふまえてうかがうことができました。それらの歴史をふまえて、今後はいかにアサーティブネスの原則を失うことなく発展させていけばよいのか。そのヒントとして、「はしご」というメタファーを用いたアン氏によるアサーティブネスの最新の理論が語られました。
どちらの講演会も、前半はレクチャー、後半は具体的な事例をもとにしたロールプレイのデモンストレーションという構成で進行しました。

<参加された方々の感想>
アンさんが常に本気で女性の力を信じていたこと、社会変革のため、人間解放の思想としてアサーティブネスを広めたいと思っていらっしゃることを再確認し、感動しました。
「攻撃的になるのは自信があるからではなく、不安があるからだ」という説明に、心底納得できました。また力関係・たて関係・横の関係のバランスが重要ということ。アサーティブネスについての誤解を解くポイントになりました。
世界の状況と、日本の女性の状況が同じだということにびっくりしましたが、ここ日本でも学校教育や職場環境など、自分にも変えられる身近なものから取り組んでいこうと希望が持てました。
アパルトヘイト政策下での南アフリカにおけるアン氏の体験談をきいて、感動のあまり涙があふれました。どんなときでも他人や社会のせいにするのではなく、希望を持って自分に変えられることから変えていくこと。アサーティブネスの厳しさと強さ、そしてあったかさを感じました。
きちんとした情報があれば、女性は決断できるということ。そして自分ひとりで変わろうとしないでサポートを求めることなど、目からうろこが落ちるほど納得し、とても勇気がわいてきました。

1/28男女共同参画センター横浜での様子 最新刊へのサイン会には長蛇の列ができた



  初心者対象1日ワークショップ (京都)

1月31日 1日ワークショップin京都(会場:京都テルサ 主催:アサーティブジャパン)25名

はじめてアサーティブトレーニングに触れる人たちを対象にした一日ワークショップです。まずはよく誤解されがちなアサーティブネスの理論について、レクチャーがありました。アサーティブネスとは、「絶対にまちがわない・言葉につまらない・傷つかない・不安にならない」そんな人間になることではありません。時としてまちがったり言葉につまったりしながらも、それでも自分も相手も尊重しよう、対等であろう、率直であろうとすること。そして感情についてよく理解することも、とても大切です。

<感情を感じることの大切さ>
「こんなことを感じてはいけない」と思うと、感情を見てみぬフリ(感じていないフリ)をしてしまいます。それが高じると、薬やお酒で忘れようとしたり、過食をしたりして感じないためにあらゆる手を尽くしてしまいます。どう感じるかについての責任はないけど、感じた結果どう行動するかについては責任が伴います。感じたままにふるまうのではなく、いかに誠実で対等で自己責任をもった行動していくか。アサーティブネスの基本からレクチャーを受けました。

<ではいったいどうしたら?>
アサーティブネスでは、感情を抑圧したりぶつけるのではなく、感情を言語化して伝えることに取り組みます。言語化されない気持ちは、たとえば次のような状態となって現れてきます → 「頭が真っ白になる・多弁になる・体が縮こまる・ぶっきらぼうな態度や皮肉になる・ごめんね、すみません、と言い過ぎるetc…」。
これらのような自分や他人を傷つけるやり方ではなく、まわりくどい表現でもなく、率直に感情を言葉にして(感情を言語化して)伝えること。そのうえで要求を伝えたり、ノーと言って断ることについて、具体的な事例を出し合ってロールプレイをやってみました。

<参加された方々の感想>
「あなたにとってはつまならいことかもしれない。でも私にとってはとても大事なことなんです」と、相手にまっすぐ向き合って明確に伝えるという姿勢に、目が覚めるような思いがしました。相手にとってどうであれ、自分にとって大事なことをしっかり胸に刻んで、相手と向き合いたいです。
気持ちをうまく伝えられないのは自分ひとりなのでは? と思って悩んでいましたが、気持ちを言語化して伝えることは、日本人だけではなく欧米の人たちにとっても難しいということを知りました。はじめてのアサーティブトレーニングを、アン・ディクソンさんから吸収できたことは本当に幸運でした。
不安な気持ちを押し殺していることが、多弁や攻撃を招くという説明に納得しました。ロールプレイを通して、さまざまな事例を実感として学べたこともとても貴重でした。
「言いにくいことを自分から話し始めたなら、話を終わらせるのも自分の責任」「話し合える余地を残して(話し合いのドアを開けたまま)、話は短めに切り上げる」など、目からうろこが落ち続けた1日でした。




  「アサーティブネスと社会変革」トレーナー・研修生向け上級編(渋谷)

2月4日5日 会員向け研修「アサーティブネスと社会変革」(会場:渋谷ティーズタワー 主催:アサーティブジャパン)42名

アサーティブジャパンの認定トレーナー・研修生など会員を対象にした2日間の研修。沖縄から北海道まで、日本中のアサーティブネストレーナー・研修生が集まり、熱い2日間を過ごしました。

職場、家庭、地域から国家レベルに至るまで、私たちが生きる社会は依然としてさまざまな「上下関係」「タテの関係」によって構成されています。
それらの「上下に伸びるはしご」のようなシステムから自由になって、いかに人と人とが対等に関係を作り、人間らしく生きていけるのか。
そして、特に取り扱いがむずかしいとされている「怒り」の感情について、どう取り組んでいけばいいのか。これらのテーマについても、さまざまな側面から取り組みました。
「怒りと攻撃性とはちがうもの。怒りは、攻撃性を伴わないで表現することができる。怒りをどう表現するかということが、真の対等性を理解するための鍵となる」というレクチャーの後、実際に「怒りをともなうむずかしい関係」をロールプレイで取り扱いました。

2日間、常にテーマとして存在したのは「社会変革」というキーワードです。あらゆる差別は「上か下かというはしごの上下関係」の中にしか存在しません。女か男か、障がいの有無、同性愛か異性愛か、白人か有色人種か、若いか老いているかetc…。私たちは、そうした仕組みの中に住んでいます。その中で生まれる私たちの絶望と憎しみは、コインの裏表のようなものです。しかし大切なのは、それらのネガティブな感情やエネルギーをどう使っていくかです。差別されたからといって、目の前の一個人を攻撃し返しても、それはあらたな攻撃を生むだけのこと。たとえネガティブな感情であっても、そのエネルギーを社会の本当の問題解決に向けることや、協力して問題解決に当たることに向けていくこと。「それを決断し続けることこそが、アサーティブネスを使って社会を変えていくキーになる」というアン・ディクソン氏の力強い言葉に、大きな勇気をもらった気がします。
理論と実践、そしてていねいな質疑応答を柱に、2日間の研修は、あっというまに終了しました。

<参加された方々の感想>
今回のハイライトは、自分の中の<はしご>に気がついたことです。そのことが、私にものすごい納得をくれました。この2日の研修を通し、「私は、<はしご>の下から相手を見上げていた」ということが、はっきりわかりました。すごくすっきりしました。今は心から、その人と対等になりたいと思います。内なるチカラを使うことで、関係がかわるかも知れない。周りの空気が変わるかもしれない。それには、まず、私が、はしごの下から見上げ、降りてきて!って心の中で願っているのではなく、やり方を変えようと思います。
タテ社会の中でいかに対等であり続けるか、ヒエラルキーに支えられている社会を変革していくために私たちにできることは何なのか。相手と一緒に解決策を見つけること、真に対等であること、攻撃しないと決断し続けることなど、大切なことを粘り強く伝えてくださったアンさんに、心から感謝しています。
「だって人間だもの」…仲間がチャレンジしてくれたロールプレイの中で言ったアン・ディクソン氏のこの言葉が、今の“自分へのエール”。
そして、「本当の変化はとても時間がかかります」という言葉が、勇気を出して質問したことにより、自分で持って帰ることのできたとても大切なプレゼントになりました。

一人ひとりと真剣に向き合うアンさん ロールプレイでは本当の対等性について深く学んだ

 




  「身近な人との本当の対等性とは」アサーティブトレーニング中級編(横浜)

2月7日 アサーティブトレーニング中級編「身近な人との本当の対等性とは」(会場:アートフォーラムあざみ野 主催:アサーティブジャパン)28名

この講座は、「身近な人との対等性」をテーマにした一日講座です。
身近な人(親密な関係の人)との間に対等な関係を築くことの難しさは、「お互いに過去の歴史において、さまざまな感情が積み重なっていること」「その結果、悪循環のパターンが繰り返されていること」「二人の間で<本当は何が起こっているかが見えないままに会話をしてしまいがち>」。
そのような関係における対等なコミュニケーションを実現するには、いくつか気をつけることがあります。
大きなポイントとしては、たとえば次のようなことがあげられます。

相手の存在と相手の行動とをはっきり分けて見たうえで、相手に求める具体的な変化を明確にすること
これまで関係をこじらせてきた一因は、自分にもあるということを認めること(今まではっきり言ってこなかった自分の責任も認める)
相手にも選択権・・・反論する権利、NOという権利・・・を認めること

以上のような理論をふまえて、さまざまな事例をロールプレイで取り上げる中で、「身近な存在だからこそ対等になりにくい」という壁を乗り越えるヒントを学ぶチャンスとなった一日講座でした。

<参加された方々の感想>
「過去において言わなかった責任は私にもある」ことを、言葉としてだけでなく、実感を伴って深く理解することができました。自分がどうしたいのか、どうしてほしいのかを言語化して伝えることが自己責任であり、自己尊重のために大切なのだということが、よくわかりました。
過去のたくさんのトラブル(ストレス)の数々を、溜めるだけ溜めて一度にドカンと返すのではなく、そのときの小さな一回を、一回分だけ、アサーティブにお返ししていくこと。アサーティブネスってその積み重ねなのですね。
1人で悩んだり苦しんだりしないで、周りに助けを求めながら、しっかり考え行動を起こしていく勇気とその方法を示していただき、ありがとうございました。自分らしく生きていくために、もっと学びたいと思いました。また来日してくださることを、心から望んでいます!

 




  「職場におけるアサーティブネス」アサーティブトレーニング上級編(渋谷)

2月8日 アサーティブトレーニング上級編「職場におけるアサーティブネス」(会場:渋谷こどもの城 主催:アサーティブジャパン)28名

この講座は職場でのアサーティブネスにテーマを絞って開催されました。
職場や仕事にからむ場面で起こりがちなこととして、次のようなことがあります。

上の人に意見を言うとこ、「自分にはそんな権利はない」と信じてしまう
何かを言うことでマイナスな結果になってしまうのでは…と恐れる
部下に対しては、多少攻撃的に言ってもいいと信じているetc・・・

まずは自分自身がそのような視点でものごとを見ているのだということに気づいてみることが大事です。そのような見方をしているということ自体が、職場でのコミュニケーションを難しくしているのですから。
たしかに職場には「タテ関係」のヒエラルキーは存在しています。しかし問題なのは、私たち個人の内側にまで、そのヒエラルキーを内面化して取り込んでしまうこと。「タテ関係」のヒエラルキーとは、あくまで外側のもの。個人がもともと持っている「内側の力」を信頼し、育てていくことで、「外側の仕組み」にどう対応するかを選択することはできます。

実際に他者に何かを伝えるときは、お互いの背景を考慮する必要があります。「お互いの背景」とは、たとえばヒエラルキーやシステムのこと。そのような背景こそが、私たちのコミュニケーションに大きな影響を与えるのですから。
以上のようなポイントを理解したうえで、上司と部下、依頼主と依頼先(お客様)、教師と生徒たち、などさまざまな場面をロールプレイでとりあげ、「外側にあるタテ関係」に巻き込まれずに対等にコミュニケーションすることを身を持って学べた一日講座でした

<参加された方々の感想>
「たて関係のはしごは外にあるのに、内面化してしまう。そして支配されてしまっていることが問題。変えられるヒエラルキーは、内面のヒエラルキー」というお話が心に残りました。気に入った言葉は、「自分のアイデアにわくわくしよう!」です。この二つの言葉は、そうすることで内側の力が高まり、人と対等になることができるもの。日々心の中で繰り返しています。
日本でも長い間アサーティブネスがアグレッシブ(攻撃的)やディマンディング(要求過多)と誤解されて使われている状況が多いと思います。日本人がもともと持っているお互いを敬う思想を英国人のディクソンさんに教えていただいた感があります。
自分が強い立場にあるとき、「はしご」から降りたがっている(「はしご」を認めたくない)のだということに気づきました。でも、「はしご」の存在を認めたうえで、そこでのタテ関係の力ではなく自分の内側の力を発揮することが大事なのだということがわかりました。今までは、「はしご」の下にいるときにアサーティブな対等性を発揮することは大事だとは思っていましたが、上にいるときも同じなのですね。この日のために遠方から参加することができて、本当に良かったと思っています。

 




  アサーティブトレーニング基礎編しっかり2日間コース(渋谷)

2月11日12日 アサーティブトレーニング基礎編(会場:渋谷こどもの城 主催:アサーティブジャパン)33名

この講座では、アン・ディクソン氏による「アサーティブネス」の基本を学びながら、「相手にまっすぐ向き合う」ロールプレイを通して、各自の課題に取り組む2日間の講座です。
アサーティブネスになれない場面に共通しているのは、「不安感」を持っているということ。
相手にまっすぐ向き合おうとするとき、私たちは“相手に嫌われるのではないか”“相手に悪いのではないか”という不安感から、ついつい先延ばしにしたり、NOと言いたいのにイエスと言ってします。しかしそうすることでたとえ短期的には不安は減ったとしても、長期的にはその不安は怒りへとつながり、ますますコミュニケーションを難しくしています。
はっきりと意思を伝えたりNOと言うことによって、一時的な不安は増しても長期的には自分自身のやりたいことが明確になり、大切な人・事柄とのかかわり合いを増やすことができ、自分自身の選択肢が増えるのです。
 アサーティブネスなコミュニケーションがなぜ必要なのか、そして感情について(特に「怒り」について)の理解と取り扱いについてのレクチャーを受けたあと、参加者自身がいろいろなテーマのロールプレイに取り組みました。
権威の前にすくまずに、堂々とこちらの要求を伝える。
何度も断れずに積み重なってしまった「NO」を、攻撃的にならずに伝える。
長い歴史のある人間関係の問題について、攻撃的にならずに持ちだす。etc

いずれの課題も、話しはじめる際に「言いにくい、気まずい、緊張してる」など気持ちを言葉にして自己開示することの重要性と、攻撃性をはらまず対等に相手に向き合っているかどうか、などの点をくり返しフィードバックされていました。
2日間を通じて、<不安感>や<怒り>、<タテ関係における個人の内側の力>などの理解を深めながら、一人ひとりの参加者がエンパワーされていく講座となりました。

<参加された方々の感想>
アサーティブネスとは、人と人とが真正面から向き合うことなのではないかと思ってきましたが、今回のアンさんのワークショップを受けて、改めて「内側の力(パーソナルパワー)」という視点から、その思いを強くしました。真正面から向き合うことは葛藤を生むこと。だから時としてとてもしんどくてエネルギーが要ること。でもその葛藤を乗り越えてお互いに歩み寄ることで、真の交流が生まれ、そこにはゆるぎない信頼が生まれる・・・あきらめずに人と向き合い続けたいと思います。
アサーティブネスは少数派であること、理解されることが難しいことなど、すべてを踏まえたうえで、それでも個人はもちろんもっと大きな意味でも波及効果があると信じている…と、アン・ディクソンさんがおっしゃっていたこと。とても励みになりました。
アンさん自身が、自分の「内側の力」に確信を持って立っている姿。そして技術の伝え手ではなく、「内側の力」を発揮しているモデルとしてそこにいる姿を目の当たりにできたことが、なによりも感動的でした。アサーティブネスとは、対等性。そして、目に見えない理想を実現していくための方法であるということを、改めて確信しました。
勇気を持ってご自身の課題をロールプレイしていただいた個々の参加者の方々の言語と非言語(態度や姿勢)が、アン・ディクソン氏のアドバイスを取り入れながら、ロールプレイの回を重ねるたびに変わっていく様子はとても感動的でした。そして、泣きながらでも自信を持ってチャレンジしている方々の姿にも、大きな勇気をいただきました。単に自分が変わるだけではなく、他者との関係の中でのアサーティブネスが理解できたように思います。

真剣に聞き入る参加者のみなさん 様々なテーマでロールプレイが行われた

 





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