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最近はまった本!(2009年秋)

カテゴリー:矢田早苗

2009.11.05

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こんにちは。アサーティブジャパン専属講師の矢田早苗(さなぴ)です。

秋の夜長、みなさん読書してますか?

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最近はまった本を紹介します。
ローレンス・ブロックの「マット・スカダー」シリーズです。

このシリーズは前回のブログに書いた伯父さんが「おもしろいから読んでみたら」といってまとめて送ってくれました。あまりに面白くて一カ月ちょっとで17冊一気に読んでしまいました。

主人公のマット・スカダーはニューヨークの探偵。元警官でアルコール依存症。
マンハッタンの安ホテルを根城にして、さまざまな事件を解決していく物語です。

はまった理由
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その1
主人公がアルコール依存症である。
シリーズの途中まで相当お酒を飲んでいるが、中盤の作品から禁酒し、AA(アルコホーリクス・アノニマス)のミーティングに通い始める。文中にAAのミーティングで使われる12ステップスローガンの話しがちらほら出てきて面白い。私自身、12のステップにはお世話になったので、スカダーが他人に思えなかった。読んでいるときは事件を追いながらもスカダーの回復にも注目し、作を重ねるごとに禁酒年数が増えていくのが嬉しかった。ハードボイルド推理小説としても楽しめるが、依存症者の回復ストーリーとしても楽しめる。

その2
著者近影の写真の変化。

lawrenceblock-thumb.jpg第一作目は1976年。その後2005年までの29年間、発売された文庫本の写真を見ると、若き作家からベストセラー作家へと変化していった様子がよくわかる。初めの頃は若々しい青年(髪もふさふさ)だが、最近の写真はいかにもベストセラー作家然とした風格満点の写真(右の写真→)。読み終えて次の本を手に取る時は真っ先に写真を確認した。
ブロックは現在71歳。主人公のスカダーもシリーズ17作目(現段階での最終巻)では68歳。著者と同じように年をとってきているこの作品、今後の行方が気になるところ。

その3
脇役が魅力的。
特に好きなのは、スカダーの親友ミック・バルー。彼ははっきりいって犯罪者である。しかし、犯罪を追いかける側のスカダーとなぜか気が合い、バルーの経営する酒場で夜通ししゃべったりする(もちろんスカダーは一滴も飲まない)。その奇妙な友情がいい。
あともう一人好きなのは黒人の少年T・J。 スカダーのアシスタントを買って出て活躍するストリートキッズ。住んでいる場所も本名も分からない謎の多い少年だが、証券マンのような話し方から悪ガキの話し方まで、場面に応じて使い分ける頭のいい少年。作を重ねるごとに、スカダーの家族のような存在になり、青年へと成長していく姿にも心奪われる。
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読む本に困っている方、1作目から図書館で借りてみたらいかがでしょうか。もし相性が合えば、そのあと17作目までかなり楽しめますよ。 アイコン
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