HOMEアサーティブを深めたいトレーナーブログ谷水美香 > 相手の力を信頼するからこそ、伝えてみる

トレーナーブログ

みなさんにトレーナーをもっと身近に感じてもらうために、日々の雑記をアップしていきます。
ここではあまりかしこまらずに、趣味や、旅先での出来事、日常のちょっとしたエピソードなどを、トレーナー自身も気軽にそして楽しみながら書いていきたいと思います。どうぞお楽しみに!!

相手の力を信頼するからこそ、伝えてみる

カテゴリー:谷水美香

2014.08.12

フレームトップ
こんにちは。アサーティブジャパン認定講師の谷水美香です。

もう随分前のことになりますが、ことあるごとに思い出す出来事があります。それは、教育実習(中学校)に行ったときの事です。

毎朝、教員は校門で生徒を迎えるのですが、きょうだいを保育所に送ってから登校してくる生徒がいて、よく遅刻をしてきます。もちろん理由は承知していますが、教員はその生徒が遅刻をするたびに、他の生徒と同じように注意をします。
その様子を見ていた私に、校長が話してくださいました。
「理由がわかっているのに、なぜ毎回注意をするのだろうと思っていませんか?しかしこれは、生徒自身の希望なのです」と。
『どんな理由があっても、遅刻をするのはよくないことなので、必ず叱ってほしい』と言ったようです。
自分のおかれている状況からして、こうなるのは当然とするのではなく、自ら他と同じような対応を望む、生徒自身の高い自己信頼に感心しました。

それ以降、どのような場面においても、まずは率直に伝え、その次に原因や理由を明確にし、今後どうするかを一緒に考えることをしてきました。
相手を「○○だから仕方がない」「おまけをしてあげなければ」ではなく、まずは、してもらいたいこと、しなければならないことを伝えるのは、相手を尊重しているからこそだと思います。
その当時、私はまだアサーティブに出会っていなかったのですが、今、アサーティブな視点で考えると、まさに「4つの柱」の実践ではないかと思っています。

また、日常生活のさまざまなシーンで、自分が相手に「伝えにくくて伝えない(言わない)」ことの理由を、「相手が○○だから」やめておこうとなるときにも、この事を思い出します。

もちろん、相手が今、聴ける準備ができているかを考えるのは重要ですし、何でも伝えなければならないものではありません。しかし、本当に大切なことなのに、自分が「伝えられなくて伝えなかった」ことの理由を、相手のセイにするのはやめたいのです。

自分の要求を伝えても相手はできないだろう。そもそも、こちらのお願いに耳を傾けるような人ではないと、伝えることなく取り下げてしまうとき、自分の中では、相手を「力(おきている物事に対応できる力)のない人」として見ているのではないかと思うのです。
自分と同じように「力をもっている人」であり、相手をひとりの人間として尊重していればこそ、やはり伝えたいと私は思います。

伝えあうことで、お互いにどう感じているのか、何を考えているのかを知ることができます。自分の力と相手の力を信じているからこそ、これからもあきらめることなくコミュニケーションを続けていきたいと思っています。

アイコン
フレームアンダー

最新の講座情報をみる

AJ主催の講座カレンダー

このページの先頭へ戻る