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トレーナーブログ

みなさんにトレーナーをもっと身近に感じてもらうために、日々の雑記をアップしていきます。
ここではあまりかしこまらずに、趣味や、旅先での出来事、日常のちょっとしたエピソードなどを、トレーナー自身も気軽にそして楽しみながら書いていきたいと思います。どうぞお楽しみに!!

自分への要求も"小さく的を絞って"

カテゴリー:矢田早苗

2015.08.20

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こんにちは。アサーティブジャパン専属講師の矢田早苗です。

最近、疲れてくるとなぜかコツコツと手を動かす"手仕事"をしたくなります。
そんなとき本屋さんで一目ぼれしたのが「大人の塗り絵」。自分で絵を描くなんてできないし、そもそもセンスがないから塗り絵がぴったりだと思い、すぐに購入しました。
 
romantic_country.jpg(購入したのは「Romantic Country ロマンティック・カントリー 美しい城が佇む国「COCOT」のファンタジー塗り絵ブック グラフィック社 Eriy (著)」)

毎日少しずつ塗っていきました。
色を選んで丁寧に塗っていくと心が落ち着いてきて、不思議と頭の中もからっぽになります。
100円ショップで買った12色の色鉛筆では物足りなくなり、36色の色鉛筆も購入しました。とくに木々の緑を塗っていると無心になって、心がシーンとしてくるのがわかります。そうやって毎日せっせと塗っていたら、だんだん自分でも絵を描いてみたくなりました。
しかしその瞬間、自分の頭の中で声がしてきます。

「描けるわけない」
「そもそもセンスがない」
「どうせ挫折するにきまってる」etc...

頭の中のおしゃべりが止まりません。

でも、そんなときでも自分に誠実に、できるかどうかは度外視して
「自分はどうしたいのだろう」
と考えててみたら・・・やっぱり描いてみたい。

まず簡単なスケッチからしてみよう、ということで家の中を見回して、まず目の前に持ってきたのが小さなサボテン。

しかし、いろんな角度から眺めてみるもデコボコ、イガイガの多さに「こりゃあ無理だわ」と断念。
次に持ってきたのがヒヤシンス。
小さなお花がいっぱい・・・ これも「無理」。
でも待てよ、これ全部は無理かもしれないけど、小さなお花ひとつなら書けるかもしれない。

ひとつだけに注目して描いてみました。

すると、できはあんまり良くないけど、描けました。
それに、すごく楽しい!
遠近感やバランスがいまいちだけど、我ながら味があっていいと思う。

ふと、これってアサーティブと一緒だなと思いました。

アサーティブでも相手に出す要求は一度にひとつ。現実的な小さな的に絞ります。
今回、私が自分に課したのは「絵を描くこと」。
でもいきなり複雑なのは書けません。そこで目標(自分に対する要求)を小さくして取り組んでみたら・・・! なんとかできました。

私たちは、ついつい自分に厳しく大きな目標を立てて、それに対して「できるわけない」「こんなんじゃだめだ」と辛口の批評を出し続けることがあります。

それで必要以上に自信をなくしたり、自分はだめなやつと思い込んでしまったり...。
でももしかしたら設定した目標がものすごくあいまいで、ハードルが非常に高いのかもしれません。
そんなときは、自分に対する要望も小さく的を絞るといいかもしれませんね。

今日も家の中を見回して、シンプルな形のものをスケッチしてみます。
小さなことからコツコツと、気長にやっていこうと思います。

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人気の秘密はアサーティブマインドにあり

カテゴリー:矢田早苗

2015.01.22

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こんにちは、アサーティブジャパン専属講師の矢田早苗です。

最近、なにかと話題のジャニーズ事務所のアイドルグループ、TOKIOをご存知でしょうか。
TOKIOのファンは女性だけにとどまらず、小さな子どもからお年寄りまで幅広い年齢層に人気があるのが特徴です。

なぜこんなに人気があるのか。
私はその秘密はTOKIOの誠実さにあるのではないかと思っています。

毎週日曜日に放映されている「鉄腕ダッシュ」という番組では、全国を飛び回り、いろいろな地域で職人さんに出会ったり、地元の農家さんをお手伝いしたりと、アイドルグループらしからぬ活動をしています。そのときのメンバーの一般の方に接する態度は、ちっとも偉ぶったところがなく、どんな世代の人に対しても、尊重し、垣根を作らず向き合うのです。その姿からは誠実さと対等感を感じます。

また、あるときこんなワンシーンがありました。

無人島のちいさな港に船屋を作っているときのこと。リーダーである城嶋さんが痛恨のミスをしました。二階の床板をはる際に、通常出入り口用のスペースを確保しておかないといけないのに、床を全部ふさいでしまったのです。これでは一階と二階で行き来ができません。ひとりぽつんと座り込み、落ち込むリーダー。そこへメンバーである松岡さんと山口さんが戻ってきます。「やってしまった・・・」とつぶやき肩を落とすリーダーに、松岡さんが、

「でも、まずさ、まずだよ、たしかにやってしまって失敗はしたけど、
まずここをほめようよ!! これすごいよ、この空間、広いよ、これ宴会できるよ」
と力説します。

リーダーは「優しいな、松岡は」「優しすぎんねんけど・・・」といって思わず涙。
それをみた松岡さんも「テメエ、なに泣いてんだよ」と笑ってツッコミを入れながら、もらい泣き。
山口さんも「あぶない、あぶない、オレも泣きかけたわ(笑)」と目頭を押さえる。
失敗しても、まずほめてくれる仲間がいるっていいなあ、と私も思わず涙。

失敗すると、どうしてもマイナス点ばかりに目が向いてしまいがちです。
よい点にもフォーカスしてそれを言葉に出すのは、簡単そうでいて、実はとても難しい。
おだてやヨイショではなく、アサーティブにまっすぐほめるためには、誠実さは欠かせません。
彼らの人や自然を敬い仲間を信頼する姿から、私たちは誠実さを感じ、希望をもらうのではないでしょうか。

(このワンシーン、Youtubeでも見ることができます。興味のある方は、検索キーワード「鉄腕ダッシュ TOKIOの友情」で探してみてください)

歌を聞きたいというよりは農作業する姿を応援したくなる、ちょっと変わったアイドルグループですが、誠実で人間味のある独自路線で、これからもがんばってほしいです。

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ふと顔をあげたときに見えたもの

カテゴリー:矢田早苗

2014.07.17

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こんにちは、アサーティブジャパン専属講師の矢田早苗です。

みなさんは落ち込んだとき、どんなものから励まされ、力をもらっていますか?
友人や家族、ペットの存在に励まされることもあるでしょうし、スポーツ選手の頑張りをみて力をもらうこともあるかもしれません。

私は、意外と景色から励まされることが多くあります。
地面にめり込むほど落ち込んだとき、ふと顔をあげたその先に・・・きれいな富士山が。
そうすると、その雄大さにふっと肩の力が抜けるのです。もう少し、どーんと構えて、腹を据えてみようかなと。

また、前職では都内のお客さんのところへ訪問することが多かったのですが、お客さんに怒られたときなどは帰り道にしょんぼりしてしまい、とぼとぼと下を向いて歩くことがよくありました。そんなとき、ふと、交差点を曲がると、都心のビル群の中で、すっくと立っている東京タワーが・・・。その立ち姿に励まされ、背筋を伸ばしたことが何度もあります。

最近ではこんなこともありました。病気の母を沖縄旅行に連れて行った帰り道、リムジンバスの車窓から観覧車の夜景が見えました。母との旅行はきっとこれが最後。観覧車のきらめきが、最期まで自分らしく生きようとする母と重なり、涙がでてきました。そして、命には限りがあること、私には母の残り少ない時間を支えることしかできないということを、静かに決意させてくれました。

落ち込んだときに、一人で抱え込んでしまうとなかなかそのループから抜け出せなくなってしまうものです。そんなときほど周りの助けが必要です。自分に力を与えてくれる"人"や"物"のほかに"景色"というのも加えると、思わぬところであなたを励ましてくれるかもしれません。通勤電車の窓から見える景色でもよし、遠くにそびえる山でもよし、風雪に耐える樹木でもよし。意外とあなたの心にフィットする景色が身近にひそんでいるかもしれません。ぜひ探してみてください。

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話し合う選手たち

カテゴリー:矢田早苗

2013.11.21

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こんにちは、アサーティブジャパン専属講師の矢田早苗です。

「コミュニケーションが大事」という言葉はいろいろなところで耳にしますが、私が最近注目しているのはスポーツにおけるコミュニケーションの重要性です。

私はスポーツの中でもサッカー観戦をするのが好きです。昔はサッカーにまったく興味がなかったのですが、2010年南アフリカワールドカップをきっかけに日本代表の試合は欠かさず観るようになりました。

そのきっかけとは、選手同士が本音で話し合うミーティングの時間を持ったという新聞記事を読んだことです。ベスト16にまで躍進した背景には、コミュニケーションの力があったのかと、アサーティブの講師をしているせいか非常に感動し、一気に応援する気持ちに火がついたのです。

大会前の合宿でベテラン選手(キーパーの川口能活選手)がチームを集め、お互いの考えを率直に語り合う時間を持ち、1時間以上かけてベテランから若手までが率直に本音を語りあったそうです。

当時の新聞にはこのように書いてあります。(朝日新聞2010年6月14日
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「15分で充分」と川口がみた議論は1時間を超え、結論は出なかった。ただ、それでもよかった。「腹を割ってサッカー観をぶつけ合えた」。翌日の練習後から、中盤の要の遠藤保仁(ガンバ大阪)を中心に車座が何度もできた。「疑問はその場で解決」(遠藤)との思いだった。
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結論も大事だけど、ここで良かったのはこのミーティングによって選手間の対話の扉が開かれたということではないでしょうか。

選手同士ポジションも違えば、経験年数も違う。それぞれのサッカーに対する考え方や価値観も違うでしょう。そこで遠慮したり、声に出さずに意見を飲み込むのは簡単です。でも、選手たちは話し合いによって一度開いた扉を上手に使い、率直に話し合うことを恐れずにやり続けた。それが、風通しの良さを生み、チームの連携力を高めたのではないかと思います。

2013年コンフェデ杯でも、惨敗したブラジル戦の後、選手たちはまた話し合います。どうすれば立て直せるかを必死に模索しながら意見を交わし、結果、負けはしたものの、見事に次のイタリア戦では連携力を高めて素晴らしいプレーを見せました。話し合いの成果が随所に見られるとても見応えのある試合でした。

一方、話し合いによってチームの連携がより花開くのではないかと期待を抱かせる選手たちがいます。2013年東アジアアップで日本代表に招集されたJリーグの選手たちです。

このときは、いつもの海外で活躍している選手は呼ばずに、Jリーグの選手だけを集めました。初顔合わせの選手が多かったせいか、チームの連携力はいま一つ。きっと試合を通じて、世界の壁にぶつかり、もっとこうすればよかったという悔しい思いや、もっとこうしてほしいというチームメートへの要望を山のように感じたことでしょう。ぜひそれを選手同士話し合うことによって、プレーの質を高めると同時に連携力を高め、世界に向けて活躍してほしいとひそかに期待しています。

これはスポーツだけに限らず、組織においても同じことが言えると思います。
自分が所属する組織も見方を変えれば一つのチームです。それは会社かもしれないし、サークルの仲間かもしれないし、家族かもしれない。

そこで一人一人が対話の扉を開く努力を重ね、相手を責めずに話し合うことができれば、さまざまな問題解決の糸口が見つかるのではないでしょうか。そこにぜひアサーティブを使ってもらえたらいいなと思っています。

次は2014年ブラジルワールドカップ! これからもコミュニケーションという側面から、日本代表を応援したいと思います。

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若い人は大人の対等感を映しだす鏡

カテゴリー:矢田早苗

2013.04.10

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こんにちは、アサーティブジャパン専属講師の矢田早苗です。

日頃、自治体や病院、企業など、いろいろなところへ研修に伺いますが、昨年度よりある短期大学の授業を長期にわたり担当させていただきました。

対象となる学生はある学科の1年生と2年生。前期の選択科目で「アサーティブコミュニケーション」を選択してくれた学生24名が集まりました。最初はぎこちない雰囲気がありましたが、自然と打ち解けて最後のほうでは学年を超えて本音で話をしてくれるようになりました。

毎回、私はこの授業が楽しみで楽しみで、「みんなになに話そうかな」とワクワクしながら通いました。もちろんメインの話はアサーティブですが、生徒の興味がわくように、恋愛の話や就職の話、家族との話を自分のリアル事例を交えながら話しました。各回は短い一コマの授業時間ですが、生徒に飽きずに集中してもらうためにはこちらも真剣勝負です。失敗談や恥ずかしい話、今現在葛藤していることなど、等身大の自分で向き合いました。

そうすると不思議なことにテキストにそって話をしているときよりも、生徒たちの目がキラキラと輝くのです。居眠りする子もいないし、私語もありません。授業の終わりに書いてもらうアンケートには「実は私も...」と自分の話を書いてくれたりもします。

授業を通じて学んだことは、若い人たちは大人の対等感を映しだす鏡であるということ。こちらがどう向き合うかによって、返ってくるものが変わってきます。決して見下すことなく、しかし教える立場に威厳をもって真剣に向き合えば、時間がかかったとしても信頼関係が築けるのではないか、ほんの1ミリ程度の興味かもしれないけれど、なにかしらのアサーティブのカケラが心に届いているのではないか、そんな希望をもてた日々でした。

今思えばあっという間の数カ月でした。一人一人がいとおしく、今でもよく顔を思い出してはひそかにエールを送っています。遠くからがんばって通っていた子、バイトを2つも3つもかけもちしていた子、就活のことで悩んでいた子、ほかにも彼氏のこと、友達のこと、親のこと、いろんな悩みを抱えながらも彼女たちは輝いていました。

きっと長い人生、つまずくこともあるでしょう。失敗したり間違ったり、つらくてどん底に落ち込んでしまうこともあるかもしれない。それでもOK! 間違いを素直に認めたりまわりに助けを求めたりしながら、アサーティブとともにぼちぼち歩んでいってくれればいいなと思っています。これからの彼女たちの人生にいつもアサーティブがありますように...。心から応援しています。

そして今年度も新しい学生たちが入り、アサーティブの授業が始まります。
どんな出会いがあるのか、今からわくわくしています。

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