#2
つたわるノート

自分の「苦手スイッチ」を見つけよう書き手:アサーティブジャパン「メールマガジン」より

コミュニケーションが苦手と感じるのは、どんなときでしょうか。

▼相手が苦手
価値観があわない / すぐ怒り出す / 自分を見下してくる

▼場面が苦手
1対1で向き合う場 / 慣れない交渉の席 / 苦情を言わなければならない場面

▼タイミングや状況が苦手
とっさにノーを言うとき / 批判をされた瞬間 / まわりの期待が高いとき

忙しすぎる / 体調が悪い / 心配事が多くて余裕がないなど、自分の精神状態や体調もコミュニケーションの苦手意識に影響を与えます。

苦手(=うまくいかない)と感じる相手や場面、自分の状態について考えてみると、そこにはある法則や共通点が見つかるかもしれません。

似たような場面や状況になるたびに、自分の「苦手スイッチ」を自ら押してしまい、同じような「反応」をくり返してしまいがちです。

たとえば、苦手と感じた瞬間に...
・相手のいいなりになる
・必要以上に笑ってしまう
・早口でまくしたてる
・目をそらして話を避けるetc...

このような「反応」をくり返していると、それはやがて「クセ」となり、なかなかやめられない習慣になっていき、苦手意識が大きくなった結果、人間関係にも影響を及ぼしてしまうことになります。

その悪循環を変えるためには、自分の行動パターンをよく観察し、苦手な場面でいつもとりがちな「自分の反応」を見つけて、それを少しだけ変える工夫をしてみることをおすすめします。

アサーティブトレーニングでは、相手の言動や、自分の性格・強い信念などの「変えられないもの」ではなく、「自分に変えられる小さな行動」にフォーカスして、変えやすい部分から変えていく練習に取り組みます。

練習を通して自分のパターンを「変えることができた」という体験は、苦手意識を軽減し、関係性を柔軟にしていくのです。

あなたの苦手はどこにありますか?
自分に変えられそうな小さな行動は何ですか?
まずはそこを探ることから始めてみましょう。