#40
つたわるノート

「自分も相手もイヤになるコミュニケーション」だった日々書き手:アサーティブトレーニング受講生

昔はよく夫に対してけんか腰で噛み付いたり、いつも家庭内でストレスためて不機嫌さをふりまいたりしてたけど、アサーティブトレーニングを受けてから、今は自分が疲れているときは家事を頼めるようになったし、夫や子どもたちと特にケンカもなく円満に過ごせるようになりました。

今から思うと、なぜに私はいつもあんなにカッカしていたのか?
...と不思議に感じることがあります。

まあ当時は、それだけ仕事と家事育児の両立が大変だったってこともあるけど。
とにかく夫や子どもたちと、家事の分担をめぐってはずっと火花を散らしていました。

「どうせ頼んでもケンカになるだけだし」
「私の気持ちなんかわかってくれるわけないし」

とはなからあきらめて、その分不満全開で家庭内にマイナスオーラをまき散らしていたりとか。

「食器片付けるのを手伝ってほしい」って言うだけなのに喧嘩上等のオーラ満々で向かっていったりとか(笑)、何かとイヤミを言ったりきつい口調で責めたりして、相手にすごくイヤな思いをさせていました(そして自分もますますイヤな気持ちになっていく悪循環)。

アサーティブを知る前は、なんであんなにアドレナリン全開だったのかしら...。
人にものを頼むのに、わざわざ相手にいやな思いをさせることなんかないのにね。
当時は、「自分も相手もイヤになるコミュニケーション」を一生懸命していたんだなあ(笑)。

今は、もっとシンプル。

だって自分が困っていたら「困っているから手伝ってほしい」って言葉にして頼んでみればいいだけのことだし、断られたら「じゃあこの部分だけでもダメかな」って譲歩して話し合えばいいだけだし。

それでもダメだったら、「相手にもノーと言う権利がある」のを認めればいいのだし。

私は単に「適切なやり方」を知らなかっただけなんだなって思います。

自分も相手も不快にならない「頼み方」「断り方」の具体的なやり方を知ったことが、自分にとってはすごく大きなことだったのだと思います。

「アサーティブってむずかしい」という声をよくきくけど、そうかなあ。
もっとシンプルに基本に戻ってやってみたら、そんなにむずかしくないかもよ?と思っています。