#10
つたわるノート

『正直であること』に一歩近づく書き手:アサーティブジャパン「メールマガジン」より

先日10代・20代の方々と、コミュニケーションをテーマにお話をする機会があり、その場でいろんな本音を語ってくれました。

「仲間内やSNS上なら正直な自分を出せるけど、それ以外はムリ」
「どこまで自分の言い分を言っていいのか悩む」
「建て前でつきあってばかり。けっこう疲れる」

そんな話題で盛り上がり、思わず「あるある」とうなずいてしまいました。

自分にウソをつかず、かつ他者とも誠実で対等な関係を築いていくことは、若い世代に限らず、どの立場の方でも本当に難しいことだと思います。

「正直な気持ち」って、けっこう生々しいものです。

ドロドロした気持ちや、とても面と向かって相手には言えないような気持ちもあるでしょう。
それをそのまま言ってしまったら関係にヒビを入れてしまうリスクがあるし、ウソの自分でつきあってばかりだと消耗してしまう。

このような「あちらを立てればこちらが立たず」の葛藤を乗り越えて、自分に正直でありつつ相手と良い関係を築いていくには、少しの勇気と伝え方の工夫、そして練習が必要です。

自分自身に正直でいられると、対人関係に必要以上のエネルギーを使うことも減っていき、自分も相手も気持ちがらくになるものです。

アサーティブのレッスンを通して、自分自身と他者に対して『正直であること』に一歩近づいてみませんか。