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トレーナーブログ

みなさんにトレーナーをもっと身近に感じてもらうために、日々の雑記をアップしていきます。
ここではあまりかしこまらずに、趣味や、旅先での出来事、日常のちょっとしたエピソードなどを、トレーナー自身も気軽にそして楽しみながら書いていきたいと思います。どうぞお楽しみに!!

気になることは、自分の中にしまい込まずに言葉にしてみる

カテゴリー:谷水美香

2016.07.14

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こんにちは。アサーティブジャパン認定講師の谷水美香です。

この4月からお料理教室に通い始めました。
料理の内容に興味があるのは当然ですが、そこで一緒に学ぶ人たちとのコミュニケーションもとても興味深いものがあります。

ある日のこと。後片付けの時間に、洗った食器を私が拭き、Aさんがそれを戸棚にしまう作業をしていた時のことです。

AさんがBさんに目配せし、食器を指して少し困った顔をされました。
それを、とっさに察知した私。

私:    「拭けてないですか?」
Aさん:(少し申し訳なさそうに)「私も以前小さな布巾を持って来ていたのだけど、どうやら間にあわないので、普通のタオルにしているの〜。コレ使う?」
私:    (明るく)「ありがとうございます。お借りします!」

どうやら私が拭いた食器は、拭きが足りなかったらしく、少し食器に拭きあとが残っていたようでした。私の持っている布巾が、水をあまり吸わない状態になっていたためでしたが、感覚の違いもあり、自分では許容範囲内でしたので、気にも止めていませんでした。(苦笑)

この一連の出来事で、ちょっとしたコミュニケーションについて考えました。

Aさんは、注意をすることになるのが言いにくかったようで、私から「拭けてないですか?」と声を掛けなかったら、この状況を知ることなく、私は同じことをこれ以後も繰り返していただろうと思います。
またAさんとBさんのやりとりを見てはいても、あの場で何もきかずに言葉をのみ込んでいたら、2人をなんだか嫌な雰囲気の人と決めつけていたかもしれません。

何か起きているけれど、「わからない」と思った時にすぐ、アサーティブに訊ねることができて良かったと思いました。

気になることは、自分の中にしまい込むのではなく外に出すこと。わからないことは訊ねること。何か違うな〜〜なんて思ったら率直に言語化することで、相手と対話ができ、その後の結果も全く違ってきます。

このことがあってから私は、薄い布巾ではなくタオルを食器拭き用に持参し、しっかり水滴を拭うことができていますし、人間関係にストレスを溜めることなく、楽しく教室に通っています。

日常のほんの些細なことから齟齬が生じ、それがストレスとなってしまうことは、このように身近なところにあります。
小さなストレスを積み重ねないためにも、率直に伝えるアサーティブなコミュニケーションは本当に役立つとしみじみ感じました。

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自分が呼ばれたい名前を『自分で決める』ということ

カテゴリー:谷水美香

2016.02.23

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こんにちは。アサーティブジャパン認定講師の谷水美香です。

アサーティブジャパン主催の講座にご参加いただいた方はご存知ですが、講座内ではお互いに(講師も含めて)、ニックネームで呼び合います。

講座が始まり間もなくして、
「ここでは自分が呼ばれて嬉しい呼び名を"ニックネーム"とします。
人から付けてもらうのではなく自分で付けてもらいたいのです」
とお伝えすると、早速考え始められる方と、
「えつ!?そう言われても・・・」
と困られる方と、反応としては大きく2つに分かれます。

この「ニックネーム」ですが、人によっては「あだ名」という認識があり、それは呼ばれて嬉しくない「あだ名」だったり、人からつけられる「レッテル」だったり・・・というイメージを持っている方も多いように思います。

そういう意味で、「自分が呼ばれたい」ニックネームを「自分で」つけた経験がない方は、一瞬困惑されるのも無理はないかなあと思います。

しかし、丁寧にその主旨を説明すると、多くの方はすぐに自分のニックネームを考え始められます。

私が担当する講座では
「最後の敬称(さん、ちゃん、くん等)を付けるのかどうかまで、ご自身で決めてくださいね」とお伝えします。
それは講座がスタートする時に、「まず、自分で決定すること」の第1弾としての、大切なお願いでもあるのです。

私たちは、今までいつも、自分のことより人のことを優先し、自分自身がどう感じるかより、人がどう考えどう感じるか。人が自分に何を求めているかにより、自分の行動を決めてきたことはなかったでしょうか。

ここで突然ですが、茨木のり子さんの詩『自分の感受性くらい』をご紹介します。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ぱさぱさに乾いてゆく心を
ひとのせいにはするな
みずから水やりを怠っておいて

気難しくなってきたのを
友人のせいにはするな
しなやかさを失ったのはどちらなのか

苛立つのを
近親のせいにはするな
なにもかも下手だったのはわたくし

初心消えかかるのを
暮らしのせいにはするな
そもそもが ひよわな志しにすぎなかった

駄目なことの一切を
時代のせいにはするな
わずかに光る尊厳の放棄

自分の感受性くらい
自分で守れ
ばかものよ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

最後の言葉に一瞬ドキッとさせられますが、何事も人に委ねがちで自分が主体であることを忘そうになっている時は、私自身を凛とさせてくれる詩です。

私たち個人の中でおきている様々なことは、その人個人に原因があるだけではもちろんありません。「人は社会化されている」というように、社会の問題と結びついているのは言うまでもありませんが、自分の心構えとして、こうありたいと私は思います。

「自分を大切にし、そして相手を大切にする」アサーティブコミュニケーションでは、まず自分がどう感じているのか、相手にどうして欲しいと思っているのかが主軸にあり、それが本当に大切だから相手に伝えていく。そして、相手も自分と同じように、ご自身を大切な存在であると思っている人だから、互いに尊重しあうことが重要になってくるのです。

講座では、そんなことをみなさんと共に学び合いたいと思っています。どんなことをするのだろうと思われている方は、どうぞ、各講座のご案内ページをご覧ください。みなさんのご参加を心からお待ちしています。

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プラスのメッセージを言葉にして伝えたい

カテゴリー:谷水美香

2015.09.17

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こんにちは。アサーティブジャパン認定講師の谷水美香です。

アサーティブジャパンの基礎講座のなかでは、「プラスのメッセージ(ほめ言葉や感謝の気持ち)を伝える」というテーマのプログラムがあります。その時の参加されているみなさんの表情は、本当にニコニコされていて、いい笑顔です。

「日常あまりほめられたことがないので嬉しいです!!」と、よく言われます。

よくよく考えてみると、ほめられることがないのではなく、ほめる側がつい後回しにして、口に出していないのではないかと自身を振り返っても思います。

ほめ言葉なんて、いざ伝えるとなるとなんか恥ずかしいし。
またの機会に言おう。今じゃなくても...。

そうしているうちに時は過ぎていきます。

でも大人とは異なり子どもたちは本当にストレートにいろんなことを伝えてきます。ほめ言葉も同じです。

私は高校で国語の授業を担当しています。
生徒から
「先生の授業わかりやすいよ」
「今まで嫌いな教科やったけど、好きになったわ」
なんて言われると、とっても嬉しくなります。これは教える側にとっては最大のほめ言葉です。

もちろんほめられて、否定はしません。
「ありがとう!そう言われるの、とても嬉しい!!」とアサーティブに受け取ります。
その時、自分の体が温かくなっているのを感じます。心地良い感覚です。

日常生活が多忙な中、ともすれば、プラスのメッセージをつい伝えそびれてしまいがちですが、丁寧に言葉にして、相手に伝えていきたいと思います。

その時は、お世辞やヨイショではなく、もちろんアサーティブに。

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「自分の責任を手放さない」ということ

カテゴリー:谷水美香

2015.02.17

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こんにちは。アサーティブジャパン認定講師の谷水美香です。

私が最初にアサーティブを学んだ時に一番衝撃的だったのは、コミュニケーションにおける半分の責任を自分で担う「自己責任」という考え方です。
これは自分側にある「半分の責任」を放棄しないということ。
自分にはものごとに応答できる力があり、その力を自ら手放さないというものです。

アサーティブを学ぶ前までは、コミュニケーション上で、何か不都合が起きた時「原因のほとんどは相手にある」とみなしていたことが多々ありました。
何度も同じことを伝えているのに状況が改善されないのは、「相手の理解不足」であり「相手が行動を変えようとしていないからだ」などと思っていました。

なので、アサーティブにおける「自己責任」の意味合いを知った時には、まさに目から鱗が何枚もはがれ落ちました。

それからは「伝えている内容が相手にとってわかりやすかったか?」「相手が耳を傾けられるような、言い方をしていたか?」と、自分が伝える内容や伝え方ついて振り返るようになりました。

そのうえで自分の行動がまずかったと思ったのならば、それを率直に認めて言葉で伝えることも大事だと思うようになりました。

しかし、初めはそれがなかなかできませんでした。

「誤解を与える言い方をして、申し訳なかった」などの「申し訳ない」「ごめんなさい」がなかなか言えないのです。なぜなら「謝ったら負け」という考え方を持っていたからだと思います。

コミュニケーションは最終的に勝ち負けを決めることが目的ではないはずなのに、つい勝ち負けにこだわってしまう自分・・・。
難しいけれど、この意識を変えていくこともアサーティブな対話をしていくうえでは必要なことです。

自分の責任も認めて、それをも含めて相手に伝えること。

自分の行動パターンや考え方を変えていくには、葛藤もあります。しかしそれでも自分の行動を少しずつ変えていくことで相手との関係がよくなっていく経験をすると、「よし。次もアサーティブにいこう!」というやる気が出てきます。

こんなふうに行きつ戻りつをくり返しつつ、変化を楽しみながら日々アサーティブの実践をしている毎日です。

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相手の力を信頼するからこそ、伝えてみる

カテゴリー:谷水美香

2014.08.12

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こんにちは。アサーティブジャパン認定講師の谷水美香です。

もう随分前のことになりますが、ことあるごとに思い出す出来事があります。それは、教育実習(中学校)に行ったときの事です。

毎朝、教員は校門で生徒を迎えるのですが、きょうだいを保育所に送ってから登校してくる生徒がいて、よく遅刻をしてきます。もちろん理由は承知していますが、教員はその生徒が遅刻をするたびに、他の生徒と同じように注意をします。
その様子を見ていた私に、校長が話してくださいました。
「理由がわかっているのに、なぜ毎回注意をするのだろうと思っていませんか?しかしこれは、生徒自身の希望なのです」と。
『どんな理由があっても、遅刻をするのはよくないことなので、必ず叱ってほしい』と言ったようです。
自分のおかれている状況からして、こうなるのは当然とするのではなく、自ら他と同じような対応を望む、生徒自身の高い自己信頼に感心しました。

それ以降、どのような場面においても、まずは率直に伝え、その次に原因や理由を明確にし、今後どうするかを一緒に考えることをしてきました。
相手を「○○だから仕方がない」「おまけをしてあげなければ」ではなく、まずは、してもらいたいこと、しなければならないことを伝えるのは、相手を尊重しているからこそだと思います。
その当時、私はまだアサーティブに出会っていなかったのですが、今、アサーティブな視点で考えると、まさに「4つの柱」の実践ではないかと思っています。

また、日常生活のさまざまなシーンで、自分が相手に「伝えにくくて伝えない(言わない)」ことの理由を、「相手が○○だから」やめておこうとなるときにも、この事を思い出します。

もちろん、相手が今、聴ける準備ができているかを考えるのは重要ですし、何でも伝えなければならないものではありません。しかし、本当に大切なことなのに、自分が「伝えられなくて伝えなかった」ことの理由を、相手のセイにするのはやめたいのです。

自分の要求を伝えても相手はできないだろう。そもそも、こちらのお願いに耳を傾けるような人ではないと、伝えることなく取り下げてしまうとき、自分の中では、相手を「力(おきている物事に対応できる力)のない人」として見ているのではないかと思うのです。
自分と同じように「力をもっている人」であり、相手をひとりの人間として尊重していればこそ、やはり伝えたいと私は思います。

伝えあうことで、お互いにどう感じているのか、何を考えているのかを知ることができます。自分の力と相手の力を信じているからこそ、これからもあきらめることなくコミュニケーションを続けていきたいと思っています。

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