2025/6/27 アサーティブあれこれ
「気持ち」にフタをして生きてきた世代---「メルマガ読者からのおたより」
今回の事務局ニュースではメルマガ読者の方からいただいたお便り(メール)の一部をご紹介します。
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いつもメールマガジン「アサーティブ通信」を送っていただきありがとうございます。
アサーティブコミュニケーションを、是非とも大人(特に「昭和」生まれ)にも伝えていただきたいと思い、Emailを書きました。
2025年5月発行のメルマガに紹介してありました『NHK「クローズアップ現代」“気持ちを言語化できない”注目される感情リテラシー』は、私も見ました。残念ながら起こるべくしておきた事件だと思われます。
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▼参考までにこちらの記事です(※事務局にて追記)
NHK「クローズアップ現代」“気持ちを言語化できない”注目される感情リテラシー
https://bit.ly/4k6ZNbl
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私を含め「昭和」生まれの世代は、自分の気持ちはひとまず横に置き、親や家族、職場のために身を粉にして活動することを「良し」とする価値観の人が多いのではないでしょうか。
この「昭和」生まれに育てられた若者の一部が、(言葉は悪いですが)不幸にも闇バイトの「“いいカモ”になってしまう」のも不思議ではない気がしました。
「感情の言語化」とは、感情的にものを言うことでもわがままを言うことでもなく「相手に伝わるように気持ちを言葉にして伝えること」だと思うのですが、「昭和」の価値観からすると、それは否定的に捉えられることが多いのが現状だと感じます。
▼以下は事務局からのコメントです
メールをくださったIさん、ありがとうございました。
私も昭和世代の人間ですが、たしかに、自分の「気持ち」にフタをして生きていくことを「良し」とされてきた世代なのかもしれません。感情の言語化はもちろん、自分の感情を正直に受け止めることができないのは、若年層だけではなく、昭和の時代を生きた上の世代の方々にも共通することだと感じています。
今回のおたよりをいただいて、自分に誠実になって気持ちを伝えることは、年齢や世代にかかわらず必要なことなのだとあらためて思いました。
子どもたちに「アサーティブを教えてほしい」という声もたくさんいただきますが、まずは大人世代の私たちが、感情を適切に言葉で伝えられるようなアサーティブなふるまいができるようになることが大切ですね。
メールの最後には心強いエールもいただき、ありがとうございました。
若年層はもちろん、大人世代の方々にも積極的にアサーティブを広めていきたいと思います。