2009/10/26 注意する

職場編・部下の様子がおかしい・・・(前編)

チームリーダーになったばかりのB君。責任感も強くてまじめで誠実。
仕事ぶりも申し分なく、入社以来、無遅刻で通していた。
そんなB君をぜひ見習ってほしいと、新入社員の教育係も任命し、熱心に取り組んでいた。

そんなB君が今月に入って、珍しく続けて遅刻をしている。
今朝も、「どうした?」と声をかけたが、「スミマセン、大丈夫です」の一点ばり。

ふと、B君から昨日出てきた会議資料を頭から読み直してみた。律儀なB君の作る資料は、ほとんどミスがないので、ここのところ事前に目を通すことはない。

・・・すると。

驚いたことに、1ページ目から誤字脱字が目立つ。

なんだ!
チームリーダーに引き上げたばかりだというのに、だらしがない。
一度厳しく言ってやろうと、パソコンに向かって仕事をしているB君に「ちょっと!」と、声をかけようとして、その先の言葉を飲み込んだ。
・・・B君は両肩を落として、ボーっと放心している。心なしか、頭もボサボサだし、ネクタイも緩んで、いつものB君らしくない。

これは、ちょっと変だ。いや、相当変だ。

もしかすると、体の調子が悪いのに無理しているのかもしれない。
いや、ひょっとして<うつ病>に近い状態なのかもしれない。

さて、どうやって声をかけたらいいものか。
いきなり<うつ病>では?などと持ち出したら、余計に頑なになってしまうだろう。
(続く)