2014/5/8 注意する

ダメな相手にダメ出しするとき

いつも詰めが甘い部下のA君のことで、イライラすることが続いていた。

とにかくこちらから声をかけないと、いつまでたっても報告が上がってこない。
最近の若い人は「打たれ弱い」と聞いているし、実際これまでも叱られてますます殻に閉じこもってしまった新人の話をきいたばかりなので、どのように注意したらいいのやら。

注意する時にはつい気を使ってしまって、あいまいで遠回しな表現になってしまい、自分の要望がきちんと伝わっていない様子。

アサーティブトレーニングでそのことを相談したら、「相手のマイナス面ばかり注意を向けすぎているのでは?」とアドバイスをいただいた。

たしかにそうだった。詰めが甘いヤツ、報告すらちゃんとできないダメなヤツ、というレッテルを通して見ていたので、攻撃的に言うか遠回しになるかの二択に陥っていた。

アドバイスをもらって、A君への見方を少し変えてみることにした。
A君の良い点(仕事が丁寧で内容には間違いがない)は率直に評価し、そのうえで報告のタイミングに関してのみ改善を求める方向で話し合いに挑んだ。

意外にすんなり伝えられ、彼も率直に受け入れてくれた。
さて今後どうなるのか、自分のアサーティブ度が試されるなあ、と思っている。