2012/4/6 アサーティブあれこれ

気持ちをうまく伝えられない子どもたちへ

ここ2~3年、「思春期の子どもたちにアサーティブを伝えてほしい。子どもたちにこそ知ってほしい」という声を多数いただくようになりました。

友だちからの誘いをうまく断れない、うまく誘えない、傷つくことを言われててもにこにこ笑って平気なふりをしてしまう、他のみんなから浮いてしまうのが怖くていつもまわりに合わせてばかりいる...。そんな遠慮がちな一方で、ちょっとしたことで感情が爆発してしまう、つい不機嫌な物言いをしてしまって後悔する...などなど、攻撃的な自己表現をなんとかしたいと思っている子もたくさんいるはず。

そんな10代の子どもたちにへのアサーティブジャパンからのメッセージは...
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・きっといやなことがたくさんあるよね。いろんな気持ちだってわくと思う。ムカついたり、嫉妬したり、がっかりしたり...。わいてくる気持ちはそう簡単には変えられないよね。そのことで自分を責めなくてもいい。

・気持ちって生理現象みたいなもの。汗や涙と同じように。だからどんな気持ちも感じることはOKなんだ。だけどそれをどう行動(表現)するかの責任は自分にある。自分で行動を選ぶことができるんだ。

・「どんなことがあったのか」「どういう気持ちがしたのか」「どうしてほしいか」、それを上手に伝える方法(アサーティブ)があるよ。自分も相手も大事にする伝え方がある。

・だからといって、必ずしも自分の気持ちを言わなくちゃいけないってことじゃない。言ってもいいし言わなくてもいい。私たちはそれを自分で選んでいい。

・たとえうまく言えなくっても、そんな自分を責めなくていい。そういうあなたも素敵な存在なのだから。

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10代の悩める子どもたちにどうか届きますように。

4月7日(土)の朝日新聞全国版「くらし・文化面」に、「うまく気持ちを伝えられない子どもたちへのメッセージ」という企画でアサーティブの記事が掲載されます。
アサーティブジャパンが取材協力しました。
文章はアサーティブジャパン認定講師・谷澤久美子へのインタビューをもとに構成される予定です。
短い記事ですが、ぜひご覧いただければと思います。