2009/9/28 注意する

職場編・部下を注意する(後編)

(前回からの続き)

部下のA君と、話し合ってみることにした。
別室に来てもらって、ちゃんと話し合いを持つことにした。彼も少し緊張しているようだ。

まずは「今抱えている仕事」の進捗状況についての確認、そして「それ以外の仕事」について話をしてみた。
「それ以外の仕事」とは? ・・・いわゆるスタッフ間の挨拶のことや、歓送迎会の世話役や、備品の整頓や机周りの清掃について、だ。
まずは彼の言い分や考えを辛抱強くきくことにした。そのうえで自分の考えも話す。
そうやってわかってきたのは、彼は「それら」のことを「雑用」といい、「自分の仕事」ではないと認識していたのだ。

「その考え方を変えてほしい」と、率直に伝えた。

組織の仕事はチームワークであること。挨拶や横の関係作りなどチームの雰囲気づくりや、細かなルールを守ることなども、仕事の大事な柱であること。
また、今後A君が管理職になっていくときに、それらの「仕事」が必ずや必要な力(不可欠な力)となっていくことなども伝えた。
伝え方は少々へたくそだったかもしれない。しかし、A君に向き合う真剣さと、これからもいっしょに「仕事」をやっていきたいという熱意は感じてもらえたと思う。
(by HAMACHI)