2015/12/25 気もちを伝える

信頼関係にヒビを入れる言い方

今やっている市民活動のなかで定期的に行っている会議がある。
ある会議の開催前日に、メンバーのAさんから電話があった。

「明日の会議なんですけど、職場でスタッフが急に休むことになったんです。
私がその穴埋めに入ることになったので、ミーティング開始を1時間遅らせてください」
とのこと。

たしかに要求は簡潔でわかりやすい。
でもその電話を受けた他のメンバーは憮然としている。
「1時間も遅らせることのお願いを、当然のことのように言うのはおかしくないですか?」
と、かなり不満そう。

たしかにそうかもしれない。

会議を1時間も遅らせることの大変さ(全員のスケジュールの調整や連絡や会場の都合など)を考えると、かなり無茶なお願いであるはず。それを承知であえてお願いするであれば、「心苦しいのですが」とか、「本当に申し訳ない」などこちら側に配慮した「気持ちの言葉」が一言あると、伝わり方は随分ちがうはず。

こういうちょっとした気持ちの行き違いがチームの信頼関係にヒビを入れることもあるから、Aさんには一度お話しておく必要があるなあ、と思った次第。

相手の立場に配慮して「気持ちを言葉にする」って、信頼関係を築く上ではけっこう大切なポイントかもしれないなあ。