2022/11/1 率直に頼む

ちいさな違和感に正直になってみた

私はコンビニコーヒーが好きで、よく買って飲みます。
いつも一番安いやつです(このあいだまで100円でしたが、110円になってしまいました)。
 
先日贅沢をしようと思って、初めてアイスカフェラテを買ったら、できたアイスカフェラテが真っ白で、アイスミルクにしか見えません。
…店を出て歩きながら悩みました。
 
(私が知らなかっただけで、もしかしてコンビニコーヒーのカフェラテは真っ白なのだろうか? 飲んだらきちんとコーヒーの味がするのかもしれない……)
 
いやしかし、これはいくらなんでも白すぎるだろうと思い直し、店に戻って、
「アイスカフェラテを買ったんですが、コーヒー要素がないような気がするんです」
と言ってみました。
 
店員さんが作り直してみて、機械のコーヒーを抽出するところが詰まっていることが分かり、最終的にきちんとしたアイスカフェラテを飲むことができました。
 
実を言うと、私はもう少しで受け身的なオロロパターンを選択して、「まあ、いいか…言わなくても」と、不信感を持ちながらもアイスミルクをそのまま飲むところでした。
なぜならカフェラテは初めてだったので、「そういうものなのかな」とも思えたからです。
 
ささいなことだけど、私にはこういうことがしばしばあります。
 
違和感がある、変だと思う。
けれども自分はそんなに詳しいわけじゃない。
 
そんなふうに自信がない場合、変だと思うと言うと、「そんなことも知らないんですか」という反応が返ってくるんじゃないかと不安だし、コンビニコーヒーではなくてたとえば高い服屋さんだと、ますますそうなりそうです。
 
とてもささいなエピソードですが、この時、やっぱりお店の人に話してみようと思ったのは、アサーティブを思い出したからでした。
 
「私は注文どおりカフェラテを飲む権利がある」
しかも、機械のトラブルだとすれば、店としても早く分かった方が良いはずだから、違和感を伝えることはお互いのためでもある。
あるいは、ここで店に戻らずアイスミルクを飲んでしまったとすれば、言わなかった自分にもその責任があるような気もちょっとする。
 
文字にするとなんだかすごく大げさですが、こういうことを思い出した結果、きちんと作られたアイスカフェラテを飲めたことは、自分にとって小さな成功体験につながりました(いやほんと、大げさですが)。
 
ちいさな違和感に正直になってみる、そんなきっかけになったコンビニカフェラテ事件でした。