2009/12/25 事務局から

今年もありがとうございました

先週末、静岡での基礎講座、大阪でのアドバンス講座を最後に今年の主催講座が終わり、本日が事務所の仕事納めとなりました。本日の午後大掃除をして、冬休みに入ります。

今年の初めは、不況で財政状態が厳しい中、どうしたら明るくなれるだろうかと悩んだあげく、「アサーティブ祭りでもしようか」などとスタッフ同士話をしていました。その後、アン・ディクソン氏の招へいをすることになり、勝間さんとのジョイント講演会を行うまでに発展しました。

振り返ってみると、がむしゃらに走ってきたこの1年、とても大きなプレゼントをいただいたような気がします。とりわけアンさんを再度招へいし、対等性の意味について確信を持つことができたことは、今年の一番の収穫でした。また、私たちを応援してくださっている会員の方々や講座参加者の方々、顧客の皆さまに支えられた1年でもありました。

11月のイベントがあまりにも大きかったため、私自身はその前の出来事をすっかり忘れておりましたが、思い返せば、大阪でのトレーナー養成講座の終了、ブックレットの出版、文庫本の再販と新刊本の出版と、確実に歩いてきた1年でした。また個人的には父を亡くし、家族の歴史をもう一度振り返った半年でもありました。

さて私たちAJは、来年は今年以上にNPO法人としての事業のありかたを考える時期にきています。特に、「事業」(食べていくための資金を得ること)と、「運動」(社会変革のためのミッション遂行)とのバランスをどのように取っていくかが、10月の理事会で大きな課題となりました。

アサーティブジャパンは99%事業費で成り立っている団体ですが、単なる「研修屋」になるのではなく、アサーティブネスの理念や思想を広めるという「ミッション」を土台とした"社会起業"としての役割と社会的地位を築いていくことを目指していきたいと思います。

私自身は、教室で理論を伝える人だけではなく、「生き方」や「あり方」がアサーティブであることで、周りに大きな影響を与えて社会を変えていくという「伝え手」をいかに増やすかが、私たちの団体の存続のカギを握っていると考えています。

来年からは新しく東京でトレーナー養成講座が開催されます。そこで、アサーティブネスの「伝え手」をどのように増やすことが私たちのミッションを広げることになるのかを、再度しっかりと議論しながら明らかにしていきたいと思っています。

皆さま、今年も本当にありがとうございました。来年も引き続きよろしくお願いいたします。