2012/10/11 汐生の思い

痛い一言

大変ご無沙汰しています。8月、9月は、出張が続いてあっという間に過ぎてしまいました。暑い残暑が終わり、やっと秋らしくなってきました。

季節の変わり目といえば、「風邪」。保育園に通っているうちの双子は5月に入園以来、毎月のように風邪をもらってきます。9月に「プール熱」にかかり、先週末から、とうとうRSウィルスにかかってしまいました。今年は例年に比べてRSウィルスが流行しているので要注意、という連絡を保育園からいただいてはいたのですが、やっぱりかかってしまいました。

8か月になったばかりの乳児なので、ひどい咳に苦しむ二人を看病するのは胸が痛みますが、それ以上に自分の「アサーティブチャンス」に気づくことが何度かありました。

「働く新米ママ」であるゆえに、いろんなところで判断に迷います。10月の三連休の初日の夜から一人が高熱になり、救急外来で診てもらったところ「風邪でしょう」と診断されました。休み明けに熱が下がったので、夕方かかりつけの小児科に行ってみると「RSウィルスですね」ということ。

「どうして、午前中に来なかったのですか」とドクター。
その日の午前中は外せないミーティングがあり、「ミーティングをキャンセルするかどうか」で迷った挙句に、熱も下がったことだし、午後の診察でいいやと判断したのでした。
「どうしても外せない仕事があって」と伝えたから、
「大人の用事を優先させるばかりじゃダメでしょ」。

色々と「弁明」をしたい気持ちはありましたが、ここで自分の正当性を主張する場合じゃないだろうと、言葉を飲み込みました。

ドクターとすれば8か月の乳児なので重篤になる危険が高く、心配のあまりきつい言い方になったのでしょうが、そうでなくても子どもが熱を出したということで自分自身を責めている私にとっては、「いた~い」一言になりました。

批判の言葉は、自分が自分を責めているところに来るときに、一番ぐさりとくるのですよね。働くママ歴が短いために、まだまだ自分責めモードになる部分がたくさんあり、思わぬ言葉に足元がぐらつき凹むことが何度もあります。何を大事にするのか、何を選択するべきなのか、迷いながら決断しても、間違うことや失敗することはあり、それは自分のコントロールの範囲外にあることを、もう少し謙虚に認めてもいいのかもしれません。

できるベストを尽くしてやっていること。そこの部分については、自信をもってもいい。どんなにベストを尽くしても、間違うことはやっぱりあって、そんな自分でもちゃんと認める。そうしたアサーティブの原点を、もう一度考えることになった今回の出来事でした。