2013/6/11 牛島のり子

即答できない自分もOK

こんにちは。アサーティブジャパン専属講師の牛島のり子です。

先日ふと小学校低学年の頃の出来事をありありと思い出しました。
学校の音楽発表会で何の楽器をやるか決めるとき、先生に「ピアノをやってみたい人」と言われて、一瞬「やりたい。やってみようかな」と思ったものの、「自分にできるかな・・・」という不安もあって手を挙げずにいたところ、他の子がサッと手を挙げてそのまま演奏者に決まってしまった場面でした。
そのときの、なんともいえない複雑な気持ち。

結局私はその後どの楽器にも手を挙げることができず、しかたなく最後に残ったトライアングル役になりました。

その場面をもう何十年もたった今、仕事に向かう電車の中でなぜか思い出して
「ああ先生、私本当はピアノがやりたんです!」
と心の中で叫んでしまいました(いやあ、気づくのが遅すぎですね・・・笑)

私はこんなふうに、けっこう即断即決がむずかしい人間でした。
昔に比べれば仕事上の決断はかなり素早くなりましたが、それでも「自分はどうしたいんだろう?」と迷うこともよくあるし、「本当はこうしたいだけど、まわりの反応も気になるな」と一瞬逡巡することもあります。

そう、たとえばそんなときにもアサーティブが役に立っています。
アサーティブと出会って良かったと思うことのひとつは、即断即決できない時でもそんな自分をいつわらずに正直に言えるようになったことでしょうか。

「○○したいという気持ちはかなりあるんだけど、××の点で迷っているんだよね」
「7割方Yesなのですが、3割Noなんです。なぜならば・・・」

いつも白黒はっきり決まっている人間ってそうそういないと思います。
「自分は今グレーです」
「正直、迷っています」
「気持ちは半々です」
「返答まであと30分時間を下さい」
そんなふうに伝える選択肢もあるということ。

もし今、小学校3年生の自分に戻れたら、
「先生、やってみたい。ちゃんとできるかはちょっと不安だけど、でもやってみたい」
と伝えられそうな気がします。