2014/1/21 桜沢信江

まわりの目が気になってしまうとき

こんにちは。アサーティブジャパン認定講師の桜沢信江です。

皆さんは一人で外食したりカフェでお茶を飲んだりしますか?
私はどこでも一人で外食やお茶をします。今では。

実は以前は、一人では外食もカフェへ入ることもできなかったのです。
一人食事をしている人を見ると"かわいそうな人"という視点で見ていました。だから私自身も一人で食事をしていると"かわいそうな人"と周囲から思われるのではないかという思いがあったのでしょう。つまり他者からの評価をとても気にしていたのです。

一時期「ランチタイム症候群」という言葉が流行りました。食事を一人でするなんて周囲は自分を魅力のない価値のない人間と思うのではないかと不安を抱き、誰もいない図書館やトイレでこっそり食べる、更には職場や学校に行けなくなるというものです。
程度の差はあれ、もしかしたら私もこれに近かったのかもしれません。

しかしアサーティブを学びトレーニングを実践し続けている過程の中で、私の行動は少しずつ変化していきました。

アサーティブは自分に軸を置き、まずは「自分はどうしたいのか」を確かめ認めることが出発点です。それを意識し続けてきたこと、またアサーティブでいうところの「自分の行動を自分で選択する権利」も後ろ盾となり「私は今このレストランでご飯を食べたいのだ」と素直に認めることができるようになり、徐々に一人で行動に移せるようになっていったのです。

周囲の人が様々な感情を持つことはOKだし、私が周囲の評価に頼ることなく人と接するのもOKなこと。他者も私もどちらもOKと心から思えてきた結果、一人外食の不安も感じなくなったのでしょう。今では立ち食い蕎麦屋にも堂々と入れます(笑)。

一人で外食することが苦手だと感じている方、まわりの目がどうしても気になってしまう方、アサーティブを学び体験してみませんか。

自分軸を持ち、そして自分も他者も誰もがかけがえのない価値ある存在だと大切に思えるようになることで何か変化があるかもしれません。講座でお待ちしています。