2014/6/19 竹崎かずみ

ささいなことほどアサーティブに

こんにちは。アサーティブジャパン専属講師の竹崎かずみです。

先日訪れたレストランでの出来事です。

私は全くお肉が食べられません。
先日入ったお店の方に
「この料理にはお肉が入っていますか?」
とお尋ねしたところ
「私はフロア担当で料理は作っていませんから、料理に関することはお答えしかねます」とのお返事!

このような対応は初めてだったので、一瞬耳を疑い「え?」ではなく「へ?」と言葉が出そうになるほど驚きました。
私の聞き間違いかと思い再び同じ質問をしたところ、お相手からは全く同じ言葉が返ってきました。さすがに2回目は、とっさに怒りの感情がむくむくと私に忍び寄ってきました。

アサーティブを知らなかったら、もしかしたらこの時点で面倒になり、聞くのを諦め違うメニューを頼むか、もしくは「あなたがフロア担当だって見ればわかります!」なんてやや怒り気味に言ったかもしれません。

でもこんなちょっとした場面で、アサーティブが役に立ちます。
感情的になったときは一旦自分自身をクールダウンさせてから、落ち着いて要望を伝えること。なぜその要望を伝えたいのか、理由も短く簡潔に。

そこで冷静になって、もう一度。
「私、お肉が全く食べられないんです。残すのはもったないので料理を作っている方に聞いてもらえますか?」
内心、ここまで具体的に聞かなきゃいけないのか?!という思いがありつつも、落ち着いて伝えることに注力しました。
すると3回目にして「わかりました。確認してきます」とのお返事。
これで私自身の怒りもすっとおさまり、その後は食事を楽しむことができました。

こんな日々の身の回りに起こるささいな場面でアサーティブを意識してみるだけで、自分の気持ちにちょっとした変化が起こります。アサーティブを続けるコツのひとつとして「小さなことからコツコツと!」を実感する日々です。
私たちの周りにはアサーティブチャンス満載です。
みなさんも、小さなことからチャレンジしてみませんか?