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ここではあまりかしこまらずに、趣味や、旅先での出来事、日常のちょっとしたエピソードなどを、トレーナー自身も気軽にそして楽しみながら書いていきたいと思います。どうぞお楽しみに!!

伝わらないのは相手のせい?

カテゴリー:谷水美香

2018.01.10

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こんにちは。アサーティブジャパン認定講師の谷水美香です。

トレーナーとしての習性かもしれないのですが、他の人の会話を聞きながら、「こうすればアサーティブな会話になるのにな」と思うことがあります。


ある日の電車の中の出来事です。

60歳代後半くらいと思われる女性が2人おしゃべりをしていました。
その時一人の方の携帯電話が鳴りました。

〈ブルブルブルブル←振動音〉
「はい、私です。あっ、おねえさん、ご無沙汰しています。
 はい、はい。
 あのね~、今電車の中ですねん。
 はい・・。はい・・。
 また行かせてもらわなあかんなぁと思ってましてん。
 はい・・・・、はい・・・・・。
 あの今、電車の中でね~~~。
 はい・・・・・・、はい・・・・・・、はい・・・・・・」
 
しかし、電話を切ることなく、女性は「はい、はい」と相づちを打ちながら相手の話を聞き続けていました。

結局、3分程話した後、「はい、はい。では、また〜〜」と言って、相手が電話を切られて話が終わったようです。


電話を切ると、一緒にいた女性に対して「"電車の中や"て言うてるんやから、普通はわかりそうなもんやんなぁ。ほんま困るな〜」とおっしゃっていました。

その時、私は心の中で、「まぁ、確かに察してくれてもいいやんって思うわなぁ。ただ、要求は何も伝えてへんから、相手はしゃべってOKって受け取ったんかもな~」と思いました。

電話をしている時の表情から、女性が周囲を気にしながら話していることがわかりましたが、表情が見えない電話の相手にはそれが伝わりません。

伝わっているのは「今、電車の中にいる」という事実のみで、

自分がどうしたいか?
相手にどうして欲しいか?

について、女性は一言も口にされていないのです。


そこで、アサーティブに伝えるとしたら、どうなるのかを考えてみました。


例えば、

「今、電車の中なので、◯分後にこちらからかけますね」
「今はゆっくり話ができないので、あらためて◯◯日にお電話しますね。ご都合いかがですか?」

このような伝え方であれば、事実(「今、電車の中にいる」「ゆっくり話ができない」)だけでなく、自分の要求まで伝えられるのではないでしょうか。

私たちは日常の中で、「何回言っても伝わらない」「自分は一生懸命伝えているのに、分かってくれない相手が悪い」とコミュニケーションが上手くいかないことを相手のせいにしてしまうことがありますが、もしかしたら、自分自身が要求を明確にしていないことが原因で、相手に伝わっていないのかもしれません。

そのような時に、相手が悪いと責めるのではなく、相手が察してくれるのを待つのでもなく、主体的に行動することを選ぶのであれば、アサーティブが役に立つと思った日常の一コマでした。


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