2009/4/5 怒りの感情

バトル寸前! タクシーの運転手さんと

バスが1時間に1本しかないへんぴな場所での仕事だったので、帰りはタクシーを呼んだ。しかし慣れない土地のせいか、指定の待ち合わせ場所まで時間がかかってしまい、5分遅れて到着した。

タクシーの中では運転手さんが、私の到着が遅いことを告げるべく、会社に電話しているところだった。第一声「お客さんが遅いから、駅までの道が混んでしまいましたよ!」
私は「申し訳ない」と謝罪。そして思ったより歩く時間がかかったことや、仕事先の担当者との打ち合わせが、伸びてしまったことなどを説明した。

そして彼の一言。
「そんなことはそちらの問題ですよ!」
むっときた! たかが、5分じゃないか! さっきから3回も謝ってるじゃないか! 私は客だぞーーー!

心の中でいろいろつぶやく。何か言ってやろうかと、私も頭に血があがりかけていたところ、運転手さんから「お客さん、電車の時間は何時ですか?」と質問がきた。

あれ??もしかしてこの人、私のこと心配してくれているの?

「もしかして私の電車の心配をしてくれているのですか? 電車は●時に乗りますので、時間は大丈夫です。ありがとう」

私のこの一言でタクシー内の雰囲気がガラリと変わった。やっぱり運転手さんはかなり時間を心配していたようだ(バスと同様、電車の本数も少ないので...)。

その後、お互い気を取り直した私たちは、駅までの20分あまり、楽しい会話をしながら過ごした。

無事に電車に乗ってからあらためて振り返ってみて、戦闘モードでいつづけるのではなく、冷静になれてよかったなぁーと思った(まあ、運転手さんもいきなりキレるのではなく「お客さんの電車の時間が心配なので」の一言があるといいのに、と思わなくもないが)。

アサーティブでいこうと思ったらまずは自分から。そんなことを実感した一日だった。

(byなかおち)