2009/8/14 相手を尊重する

家族だからこそ

休日娘と夫と一緒に、バーゲン&ディナーに出かけた。
今月は娘の誕生日なので、何か好きな服を買ってあげることになっていた。閉店間際に到着したので、50%オフ、70%オフの値札を探しながらすごい勢いで店を見て回った。

1時間位経過したころ、はしゃいるでいるのは、「私だけ?」と気がついた。そして娘を見ると「機嫌悪い顔」に変身していた。それも「機嫌悪い度数」はかなり高い。10が最悪だとしたら、7くらい。「どうしたの?疲れたの?」という問いに娘は「別に!」と言いながら、更に不快指数を上げてきた。「これどう?」と聞くと「ママが気に入ったのを買えばいいんじゃない!」と娘。「おーーおー!かなりやる気だね」と母は心でつぶやいた。こんな時、私は即座に娘に機嫌を直してほしくなる。そのため最初はご機嫌を取り、その後も娘機嫌が直らないと、相手に「いいかげんに機嫌直しなさい!」と怒る、という接し方を繰り返していた。

でもそこで、この間学んだアサーティブネスを思い出してみた。「機嫌を直して欲しい」は要求できるんだっけ? 確か感情はその人のものだから、「感情を変えて欲しい」は要求できないんだったなぁなどと考えながら、いつもと同じ対応にならないために、まずは深呼吸!

そして「気分が悪い理由を聞かせてもらえるかな?」となるべく落ち着いて聞いてみた。
「だってさっきからママが好きな洋服屋ばっかり入って、ママのお気に入りばっかり進めるんだもん。あーこの店はあなたの雰囲気にあわないわね、とか入る店まで決めちゃってさ、私だって入りたい店があるんだよ!」といつもならこんな時は理由すらも言わない娘が、言ってきた。

あー、確かに私は一人盛り上がりすぎてました...。時間がないので慌てていて、娘の意見は全く聞いていませんでした...(反省)。
「ごめん!気がつかなかった」と娘に謝罪後、機嫌は直らないまま、帰宅することになった。

車中はいつも娘と私で歌を歌うことが多い。今日は私一人で歌い出す。20分位経過した頃、後部座席から、いつもの歌声が聞こえてきた。そして、「機嫌悪くしてごめん」娘からの謝罪。どうやら機嫌が直ったらしい。

「ママもごめん。今度から、気分悪くなってきたら、早目に伝え合わない?」と私も提案してみた。家族だからという甘えや安心があって、相手の感情にまで踏み込んで、感情すら変えて欲しくなってしまうけど、気をつけなくっちゃね。なんでもわかっているはずの家族とのコミュニケーションって、実は結構難しいかも。でも、家族だからこそ、お互い伝え合える関係でいたいね。
(by ひらめ)