2016/4/12 怒りの感情

何度指導しても、仕事が遅れる後輩

後輩のK君は今日も残業。もう少し仕事の段取りや優先順位を考えれば時間内に充分終わるはずなんだけど。

この半年、彼が異動して来てから毎朝のミーティングで進捗確認したり、優先順位をつけたりわからないことは聞くように言ったり、自分なりに気をつかって手をつくして指導してきたつもりなのに、K君の仕事は常に周回遅れでどんなに残業しても変わらない。

いよいよこっちも我慢の限界で、昨日はついぶちギレてみんなの前で本人に暴言を吐いてしまった。

その瞬間一斉にフロアーが凍り付き、まるでキレた自分がパワハラしてるみたいで後味悪い。

もう限界。アサーティブ無理...。
でもこの悪循環を何とかしたい。

そこまできて、ふと自分が相当行き詰まっていることに気がついた。
自分ひとりでなんとかしようとがんばって抱え込むのをやめよう。もう限界だ、と。

そこで、上司に相談してみることに。

これまで後輩に関することを上司に相談するのは、指導能力がないヤツと評価が下がるのでは?と思ってなかなかできなかったけど、今回は上司に仕事上の相談の一つとして話をしてみることにした。

とても言いづらいことだが、K君への指導で困っていること。
K君担当の仕事がこれ遅れてしまうと、フォローが難しくなり具体的な損害等危機感を感じていること。
仕事の割り振りで可能な案や、指導上のアドバイスがほしいこと。

事前に相談したいことを紙に書き出して、上司に時間をとってもらった。

意外にも上司は忙しい中、わりと親身になって話をきいてくれた。
(これだけでも、かなり肩の荷がおりた気分)
具体的な対策や可能な案については、これから徐々に上司と話していくことになり、これまでの足踏み状態から一歩前進した。
そう感じた瞬間から、自分のK君へのまなざしが、なぜかちょっと柔らかくなった気がする。

きっと相手(K君)のせいだと思っていたことが、実はイライラをひとりで抱え込んで煮詰まっていた自分の側にも問題があったのだろう。
煮詰まる前にまず相談。これからもやっていきたい。