2022/12/20 アサーティブあれこれ

高校生からのインタビュ―におこたえしました

ここ2ヶ月ほどの間に、愛知県や長野県他をはじめ複数の高校(高校生)からアサーティブについて知りたいというインタビュー依頼がありました。

探究活動、課題研究など名称は様々ですが、高校生数名でグループを作り、様々な分野で活躍する人や団体にインタビューして校内で発表する活動のようです。

 

コミュニケーションや対人関係というキーワードでテーマを探していたところ、私たちアサーティブジャパンのウェブサイトに出会ってくれたとのこと(出会っていただき光栄です!)

 

ということで、ある時はZoomを使ったオンライン形式で、ある時はメールのやり取りにて、高校生グループからのインタビューをお受けしました。

 

まずはよくある質問(アサーティブはどんなふうに役立つのか?伝え方のポイントは?どんな人がアサーティブを学んでいるのか?)から始まり、話はだんだん核心部分へ。

最初はちょっと緊張気味に話を聴いてくれている感じだったのが、徐々に白熱したやりとりとなりました。

インタビューのなかではこんなご質問をいただきました。

 

・アサーティブを使えるようになるには、どんなことが必要ですか?

 

・自分がアサーティブに対応したとしても、相手がアサーティブじゃない場合が多いと思います。そういうとき、どう対応したらいいのですか?

 

・アサーティブって1対1の場面を想定していることが多いようですが、1対多人数などの場面でも活用できますか?

などなど。

 

いずれも私たちの講座の中でもよく出る質問で、つまり、大人たちも子どもたちも同じような悩みや疑問を抱えている、ということでしょう。

そんななかで印象に残った質問をひとつご紹介しますそれは、

 

Q:集団生活をするうえで、どうしても不満をうけやすい役職になってしまった場合、何を意識すればいいでしょうか。

 

という質問です。

なかなか鋭い、難しい質問ですね。

皆さんだったら、この問いにどう答えますか?

 

この問題は、大人でも思い当たる方が多いのではないかと思いました。

 

不満を受けやすい立場とは、(大人であれば)たとえば職場のリーダー層だったりクレームを受けやすい職種だったり、PTAの役員やサークルの世話人等の他、家庭内でもそういう立場があると思います。

学校生活であれば、部活のリーダー、生徒会や委員活動、学園祭などでの役割が思い当たります。

 

アサーティブな観点からこの質問にお答えするのはなかなか難しかったのですが、その質問に私が第一声でお答えしたのは

 

「ひとりで抱えないこと」

 

でした。

 

一生懸命やっているのに不満をぶつけられたり、批判をされたりするのは本当につらいものです。

そういうとき私たちは、孤立する恐怖から黙ってしまったり、逆に感情的にまわりに不満をぶちまけて後悔したりしがちですが、それでは問題は解決しないままです。

そんなときストレスや問題を自分一人で抱え込むことなく、できることとしては

 

・信頼できる誰かに相談する(助けを求める)

・仲間に愚痴をきいてもらう(ただし人を選ぼう!)

・仕事や負担を具体的に減らしたり分担できるようメンバーや(先生などの)責任者に交渉する

・よくやっている自分をねぎらう(自分を責めなくていい)

 

などがあります。

そのために、アサーティブの具体的な方法が具体的に役に立ちますよ、というお話をしました。

この話をきいた当初は、ややきょとんとしていた高校生たちでしたが、後日いただいたお便りにはこんな感想が書いてありました。

 

「まわりから不満をぶつけられたときなんて言い返せばいいか、ということばかりを考えていましたが、その場でうまく気持ちを言えなくても、ひとりで悩まずに人に相談する、弱音を吐いて頼る、という選択肢があることをあらためて知れて良かったです」

 

「大人もすごくいろんなことを悩んでいるんだなあ、と思いました」

 

「アサーティブにどう言うか、その方法を知りたいと思っていたけど、人に伝えるには言い方だけではなく、伝える勇気が必要だということと、一人ぼっちでがんばるのではなく、他の人に助けてもらってもいい、ということがわかり、気持ちがラクになりました」

 

今回、インタビューを依頼してくれた皆さん、ありがとうございました。

どうか良い発表ができますように!

そして、ぜひアサーティブを皆さんの暮らしの中で活用してくださいね。