2019/12/12 本井千津

ほめ言葉を受け止める勇気

こんにちは。岡山県在住のアサーティブジャパン認定講師、本井千津です。

 

今年(2019年)、岡山で初めてアサーティブカフェを開催しました。

岡山・広島から来られた参加者の方々やスタッフと共に、とてもステキな時間をシェアできたことを大変嬉しく思っております。

今後も定期的に開催できるよう地道に活動を続けてまいります。

 

さて突然ですが、私はアサーティブと出会うまでは、自分がほめられたときに素直に気持ちを表現することが苦手でした。

 

例えば人からほめられた時に、ちょっぴりうれしいと思っていても、「恥ずかしさ」や「照れくささ」を弁解するために

「いえいえ…私なんてまだまだです」とか「そんなことないですよ~」と、

自分にも相手にも否定的な言葉で返すのが精いっぱいでした。

 

今から思えば、好意的にほめられているとわかっているのに、その時の私にはなんだか恥ずかしくて相手の言葉を受け止める勇気がなかったのです。

 

自分に悪気がなかったとしても、相手の言葉を受け止めずに「そんなことはない」と否定することで、知らず知らずのうちに相手の気持ちまでを否定していたのかもしれません。

 

そんな私がアサーティブと出会い、ほめられた時に心がけるようになったことは、まず相手の気持ちを受け止めること。

そして自分の気持ちにも正直に

「照れくさいけどうれしいです」「ありがとう」

と感謝の言葉を伝えることです。

 

心の中に浮かんでくる(いえいえ私なんて…)とか(そんなことないです)などの「弁解的な否定の言葉」は、浮かんだとしてもあえて「言わない」ことを選択するようになりました。

 

先日、職場の同僚Aさんから

「報告書の内容が明確でわかりやすいね。すごく説得力があるよ」

とほめられたときも、素直に

「Aさんにそう言ってもらえるなんて、嬉しいな」

「ありがとう、がんばったかいがあったわ」

と受け止めて、自分の気持ちを伝えることができました。

 

そして別の場面では、仲良しで尊敬しているAさんに対して

「さっきの批判に対する冷静な姿勢は、堂々としていてとてもすばらしかったよ」

など、正直に、積極的にほめ言葉を伝えられるようになりました。

ほめ言葉って、伝えても、伝えられても心があたたかくなるものだなあ、と感じています。

 

アサーティブジャパン主催の基礎講座では「ほめる」「ほめられる」についても練習することができます。

簡単そうに見えて実はむずかしいこのテーマ。

「ほめ言葉を伝えること、受け取ること」は、自己信頼を築いていく最短コースだと実感しています。

 

気持ちを素直に表現することが難しい方、私たちと一緒に学びませんか?